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老視について

人が事務、読書、針仕事等の手仕事で物を見る距離は、その人の癖や体格によって個人差がありますが大体35cm〜50cmです。

見たい距離にピントを合わせる力を調節力と言います。調節力は加齢とともに衰え、近間にピントを合わせにくく成った状態を老眼といいます。

年齢と調節力
年齢 調節力 ピント合わせ可能距離 *表は6名の医師による約8500眼の年代別、平均調節力を距離で表したものです
老視の原因
水晶体の弾力性は年齢と共に低下し、十分膨らまなくなるためである
10歳 13.5〜12.0 7.1〜8.3cm
20 11.1〜8.5 9.0〜11.7
30 8.7〜6.3 11.5〜15.8
40 5.8〜4.4 17.2〜22.7
45 4.4〜2.5 22.7〜40.0
50 3.25〜1.5 30.7〜66.7
55 2.5〜1.0 40.0〜100.0
60 1.75〜0.5 51.7〜200.0
65 1.3〜0.25 76.9〜400.0

職業、趣味によって異なる目的距離
近業(事務、読書、針仕事)を行う距離は、個人差があることは前述の通りです。
医師、理容師が仕事で見つめる距離や詩吟謡曲、大正琴、ピアノを趣味として譜面を見る距離など仕事や趣味によっても見たい距離は様々です。

正しい老眼鏡
目的距離、調節力を測り、不足する度数を算出し、楽に目的距離を両眼視出来る眼鏡が正しい老眼鏡といえます。
老眼鏡の測定に「補正」という言葉を使う所以がここにあります
眼と頭痛(肩こり)

目が原因と思われる頭痛は次の通りです。
1.遠視、乱視、老眼の人が弱すぎる眼鏡をかけている場合
2.遠視の人が眼鏡をかけない場合
3.近視の人が強すぎる眼鏡をかけている場合

眼は自力で克服しようとして過剰な調節力を働かせるため眼精疲労を起こします。

症状
1.眼鏡をかけた瞬間は良く見えるが、長い間かけると疲れる。
2.特に事務、読書等近業が長続きしない

時期
老眼年代になると遠視傾向に眼が変化し、(老人性遠視)この頃際だって訴えが多くなる。

老人性遠視の症状
軽い近視の人はめがねが不要になったり、弱めでよくなったり、逆に遠視や老眼は強くなり、正視の人が凸レンズをかけた方が見易くなる。

これら状態は視力が良い場合がほとんどであるため、頭痛や肩こりの原因が眼にあることに気が付きにくい。